変わらないでいることなんて出来ない
今日の自分は、昨日の自分とは全く別人であるかのように思えることがある。
昨日のどころか、ほんの10分前の自分とすら地続きになっていないと感じたりする。
もちろんそんな簡単に違う自分になれるわけがないのだけれど、そう思ってしまうくらい私の感情は大きく変動している。
昨日大好きだったものが、今日はもう見たくもないものに変わっていたりする。
ホームで待っている間、なにも理由がないのに不安になって泣きそうになるのに、電車に乗ってしまったら途端に楽しい気分になったりする。
ほんの1,2週間前までは夫との日々を思い出して辛くて泣いたりしてたのに、今じゃもう思い出すこともあまりないし、思い出しても何の感情も湧かない。
そりゃあこんなに情緒不安定だったらそれに付き合わされる人はしんどいと思う。
私は気分屋で自分勝手だ。
そもそもそういう性質の人間なんだと思う。
結婚生活の中で、そういう感情の急激な変化や、言ってることを変えることは悪いことであると思わされた。
向こうからしてみたら、他人の感情なんてわからないのだから、言葉にしたことを信頼するしかないのだから、そりゃコロコロ変えられたら困ると思うだろう。
向こうの気持ちもわかる。
ただ、そもそも気持ちが移り変わることは当たり前で悪いことなんかじゃないのに、それを悪いことであると思い込ませるやり方には納得出来なかった。
私だって気分だけで他人を振り回すのはどうかと思うから、一生懸命我慢したり自分をコントロールできるよう努めたり、それも無理な時は必死に順序立てて理解できるように相手に伝えようと努力してきたんだ。
それって誰しもある程度あることだろう?
その程度の大きさの問題で、きっと私がその起伏が人より激しくて
だからもう誰かと結婚したりしてそれに付き合わせようとは思わないけど
この感情の起伏自体が悪いことなわけないはずなんだ。
変わることを悪だなんて思う必要はないと思う。
その変化がマイナスかプラスかなんて、受け止め方によって変わるし。
プラスの変化は良くてマイナスの変化は駄目なんて、そもそも良いもダメもないんだ。
どう足掻いたって人は変わるものだ。
ただ「ああ、昨日と違うな」って思って、別にそれだけで良かったんだ。
変わることを恐れないで生きていきたい。
ありのままの自分を受け止めるって、きっとそういうことだと思うので。