漫画「うつヌケ」を読んで
最初の方に出てくる「脳が濁った寒天に包まれているように、頭にもやがかかったような感じ」というのがあまりにも共感出来て衝動買い。
私はかなり気分に波があって、平常でいられてる時はいいけど、落ちている時はまさにこの「濁った寒天」状態でした。
仕事しながらも頭にはいつも霞がかかっている感じで、人の話を聞いていてもしっかり理解することが出来ず、同じことを聞いてしまうことがあります。
言葉自体は聞き取れてるけど、それが文章として意味をなしてないというか、「結局自分が何をどうしたらいいのか」という肝心の部分を全く理解できず、聞いたそばからポロポロと言葉が零れ落ちていく感じ…
本書の中でも書かれていたうつあるあるの「活字が読めない」という状態になったことは無いので、うつじゃないのかもしれないけど、うつの人たちの事例を読んでて共感できる部分はたくさんありました。
ステルスうつなのかもしれないです。
でもとりあえずこの1週間くらいは気分が落ちてないから、今のうちにカウンセリングや自助グループなど、「自分を治すために何が出来るのか」ということを考えて調べます。落ちてるとそういう情報収集をすること自体が出来なくなるから。
そしてまた落ちて「濁った寒天」状態になった時は、今度こそ心療内科を受診する覚悟も決めようと思いました。
自分を助けるために出来ることは全部しよう。
そういう風に思わせてくれる本です。